オフィスに1台は設置しておきたい”複合機”。
印刷にコピー、スキャンにファックスと日々の業務に大活躍。
デジタル化が進む現代においても、紙媒体というのは欠かせません。
ちなみに、最近ではA3対応の複合機のコンパクト化が進んでいます。
小規模オフィスや自宅兼オフィスなど、限られたスペースに設置できるほど。
「A3対応 複合機」を検索すると、十数機種がヒットするほどです。
そこで、今回はA3対応の複合機におけるおすすめ機種を比較しましょう。
A3対応の必要性、比較ポイントも触れていますので参考にしてください。
▶︎目次
1.A3対応の複合機は必要か?
最近ではA3対応ながらも、スモールオフィスに設置できるほどコンパクトが複合機が。
では、そもそもA3対応にする必要があるのか、比較ポイントと合わせて見ていきましょう。
プレゼン資料にA3は便利
一般的な資料というのはA4用紙に統一されています。
B5やA5だと小さすぎますし、A3やB3になると大きすぎるため。
ちょっとした図形に、適度な文章を載せるのにはA4がちょうどなのです。
しかし、写真(ポスター)やイラストなどはA3でないと小さすぎます。
顧客に提示する”プレゼン資料”も、大きくするならA3がいいでしょう。
つまり、A3で印刷するというのは、ビジネスにおいて意外とある訳です。
すべてを対応にする必要はないですが、1台くらいはA3対応が便利です。
A3対応の比較ポイント
中規模や大規模オフィスであれば、数ある複合機のどれか1台だけでも。
小規模や自宅兼オフィスであれば、コンパクトなA3対応があれば最適です。
では、A3対応の複合機を比較するときの3つのポイントをご紹介しましょう。
印刷速度
まず、A3対応の複合機は”印刷速度”で比較するのがいいです。
A3は稀だとしても、A4用紙で資料を印刷することは珍しくありません。
オフィスによっては1日100枚以上、毎日のように大量印刷しているところも。
もし、印刷速度が遅いと、他の業務に影響してしまうこともあるでしょう。
少なくとも20枚/分程度、できれば30枚/分で印刷できると助かります。
ちなみに、高機能機種になると50枚/分という超高速印刷のものも。
1日に印刷する枚数をイメージすると、必要な印刷速度を比較しやすいです。
印刷方式
次に、A3対応の複合機は”印刷方式”でも比較するのがおすすめです。
複合機の印刷方式には大きく分けて2種類が。
- インクジェット方式…インクを噴霧し、用紙に染み込ませることで定着させる
- レーザー方式…トナーを噴きつけ、熱や静電気などで養子に定着させる
インクジェット方式は複数のインクの色を混ぜ合わせることで色彩表現が豊か。
レーザー方式はトナーを表面で定着させるので、印刷速度が格段に速いです。
正直、大量の資料を印刷するのなら、印刷速度の速いレーザー方式一択です。
ただし、写真やデザインなど、繊細な色使いを表現したいのならインクジェット方式が。
複合機をどう活用したいのか、検討した上で方式を比較するのがいいでしょう。
2.A3対応の複合機を比較
A3対応の複合機は大型機種が一般的ですが、コンパクトサイズも便利でおすすめです。
そこで、コンパクトサイズに絞って、A3対応の複合機のおすすめ機種をご紹介しましょう。
エプソンの”EWM970A3T”
サイズ感で比較するのなら、エプソンの”EWM970A3T”がおすすめです。
A3対応の複合機ながら、幅52.6cm×奥行き41.5cm×高さ16.8cmと超コンパクト。
一般的な家庭用プリンター並みなので、いわゆるスモールオフィスにもぴったり収まります。
コンパクト設計にも関わらず、印刷速度はモノクロ約13枚/分と十分に実用的。
かつ、”エコタンク搭載”モデルなのでインク補充の手間を大幅に削減できます。
すでに複合機のあるオフィスでも、2台目や3台目として検討したい機種です。
ブラザーの”PRIVIO MFC-J6973CDW”
印刷速度で比較するのなら、ブラザーの”PRIVIO MFC-J6973CDW”。
印刷速度はカラー約20枚/分、モノクロ約22枚/分と、コンパクトながらも高性能。
給紙トレイが2段組になっているので、大量印刷中の給紙の手間もかかりません。
また、これほど高性能、使い勝手がいいにも関わらず本体価格は6万円ほど。
従来の複合機が1台100万円ほどすることから、いかにお買い得かが分かります。
小規模や自宅兼オフィスなどなら、間違いなくメイン機として活用できる性能です。
沖データの”MC843DNW”
印刷方式で比較するのなら、沖データの”MC843DNW”がいいでしょう。
レーザー方式なだけに印刷速度は、カラーとモノクロ共に約23枚/分と申し分ない速度。
先述した2機種に比べると大型ですが、従来の複合機と比較すれば十分にスリムです。
その上、新品で購入すれば、沖データから”5年保証”と”5年メンテナンス品無償提供”が。
高価な複合機であっても、5年間のメーカー保証があれば安心して導入できます。
小規模や自宅兼オフィスだけでなく、中規模オフィスでも十分に使える内容です。
3.まとめ
今回は、A3対応の複合機の必要性と、比較ポイントについてまとめてみました。
資料印刷であればA4で十分ですが、プレゼン資料を印刷するならA3は便利です。
すべてを対応させる必要はないものの、1台くらいはA3対応を導入するのがいいでしょう。
ちなみに、A3対応の複合機を比較するポイントは2つ。
- 印刷速度
- 印刷方式
1日に何百枚と大量印刷するのなら、少なくとも20枚/分の性能は求めたいところ。
であれば、印刷方式は高速印刷に向いている”レーザー方式”を選ぶのがおすすめです。
紹介した機種はどれもA3対応、ぜひ比較してみて複合機選びの参考にしてみてください。