オフィスに1台は導入しておきたいのが”複合機”。
印刷にコピー、スキャンにファックスと”多機能”で便利な機器です。
ただ、新品で購入すると1台100万円前後はする高価なもの。
大規模オフィスならまだしも、一般的には気軽に購入はできません。
実は、複合機には買取の他に、”リース購入”と”レンタル”というのも。
複合機を少しでもお得に導入するなら、リース購入がおすすめです。
もちろん買取やレンタルにもメリットが、魅力的な選択肢と言えます。
そこで、今回は複合機におけるリース購入についてご説明しましょう。
買取やレンタルとの比較もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
▶︎目次
1.複合機のリース購入とは?
そもそも、複合機における”リース購入”とはどのような内容なのでしょうか?
では、まずはリース購入の仕組みと、知っておきたい2つの料金をご紹介します。
リース購入の仕組み
リースとは機器類を対象とした”長期賃貸契約”、つまり賃貸契約の一種です。
アパートやマンションと同じように、複合機(物件)を賃貸契約するもの。
まず、リース会社が複合機メーカーから物件(複合機)を購入します。
利用者はリース会社にリース料金(賃料)を支払って、複合機を利用することに。
複合機はあくまでリース会社からの貸与品(賃貸物件)として扱われます。
初期費用をかけず、かつ月々の支払いだけで利用できるのはリース購入ならではです。
リース料金と保守料金
リース料金とはリース会社に対して月々の支払い、”賃貸料金”のことです。
リース会社は利用者の要望に応じて、新品の複合機をその都度購入しています。
1台100万円前後する購入代金を、分割払いのように支払っていく訳です。
一見するとレンタルにそっくりですが、リース購入では”保守契約”が結べます。
保守契約とは契約期間中のトナー交換や保守、修理などを請け負うというもの。
複合機を導入すると、印刷するためにはトナー(インク)が必ず必要に。
また、複合機は精密機器なので、定期的な修理(整備)も欠かせません。
リース購入でかかるのは”リース料金”と”保守料金”の2つのみ。
ある程度決まった月額料金で利用でき、ランニングコストも把握しやすいです。
2.買取とレンタルで比較!
リース購入とは利用者とリース会社、複合機メーカーを含めた3者間の賃貸契約。
では、リース購入と買取、レンタルのメリット・デメリットから特徴を比較してみましょう。
リース購入
リース購入のメリットは新品の複合機を、リース料金と保守料金だけで導入できること。
リース会社にもよりますが、リース料金は月々1万円前後が相場とお得です。
1台100万円もする複合機を、初期費用なしで導入できるのはとても魅力的。
反対に、デメリットとしてはリース期間中の”途中解約は原則不可”ということ。
リース期間は3年〜5年が一般的と、先述した通りリース購入は長期賃貸契約。
また、リース期間が終了しても、物件の所有権はリース会社にあるのも注意点です。
月々の費用を抑え、かつ定期的に買い替えたいのならリース購入はおすすめでしょう。
現金購入
現金購入のメリットは好きなメーカーから、目的に合った機種を自由に選べるということ。
リース会社によっては対応しているメーカー、機種などが決まっていることも。
新品だけでなく”中古”も選べるなど、リース購入と比較して自由度は高いと言えます。
ただし、デメリットとして現金購入だとまとまった初期費用がかかることが挙げられます。
新品の複合機は1台100万円前後、最高クラスになると500万円近くすることも。
だからと中古を選んでも1台30万円前後、かつ故障しやすいというリスクもある訳です。
予算に余裕があるなら、自由に買い替えたいのなら現金購入を選ぶべきです。
レンタル
レンタルのメリットは最短1日からと、まさに”超短期”だけ複合機を導入できること。
レンタル会社にもよりますが、複合機のレンタルは最短1日から1週間、1カ月単位。
リース購入と比較して、途中解約もできるので自由度としてはレンタルが高いです。
しかし、デメリットとしてレンタルだとまず最新機種がなく、自由に機種を選べません。
あくまでレンタル会社が準備している機種、ほとんどは数年前と古い機種からです。
また、1カ月のレンタル料金で比較すると、リース購入より割高なのも気になるところ。
仮設事務所やイベント会場、講演会などあくまで短期的な利用向けの選択肢です。
3.まとめ
今回は、複合機における”リース購入”とはどのような内容かをまとめてみました。
リース購入とは複合機(リース物件)を対象とした”長期賃貸契約”のこと。
月々1万円前後から、初期費用なしと気軽に複合機を導入できるのが魅力です。
リース購入の他にも、現金購入やレンタルでも複合機を導入できます。
ただ、リース購入と比較して、現金購入だと1台100万円前後の購入代金が。
レンタルだと最新機種がない上に、月々に換算するとリース購入より割高です。
少しでも初期費用を、月々の支払いを抑えたいのならリース購入が良いでしょう。
紹介した内容を参考に、各選択肢を比較した上で導入方法を検討してください。