複合機には大きく分けて”モノクロのみ”と”カラー対応”の2種類が。
文章しか印刷しないのであれば、価格の安いモノクロのみがいいでしょう。
しかし、一般的には”カラー対応”を選んでおくと用途が広がって便利です。
では、カラー複合機から選ぶとして、何を基準に選べばいいのでしょうか?
正直、特別な機能を求めないのなら、複合機の性能差はほぼありません。
であれば、オフィスの規模に合わせて、カラー複合機を比較すのも手です。
例えば、小規模向けと中規模以上でカラー複合機を比較するように。
そこで、今回は小規模向けと中規模向けでおすすめ機種をご紹介します。
おすすめ機種の特徴をまとめていますので、比較しながらチェックしてください。
▶︎目次
1.小規模向けのカラー複合機比較
小規模や自宅兼オフィスのように、最近ではスモールオフィスも珍しくありません。
では、小規模オフィス向けのカラー複合機のおすすめ機種を比較してみましょう。
ブラザーの”MFC-9340CDW”
一般的なスモールオフィス向けとしてチェックしたいのが、ブラザーの”MFC-9340CDW”。
幅41cm×奥行き48.3cm×高さ41cmと、家庭用プリンターより一回り大きい程度。
印刷速度はカラーとモノクロ共に約22枚/分、A4までですが十分な性能と言えます。
また、スマホから直接印刷したり、クラウドサービスと連携したりする機能も標準装備。
両面プリントや両面同時スキャンなどにも対応しているので、資料の印刷も簡単です。
他と比較して特段優れている訳ではないですが、平均的だからこそ使いやすい機種でしょう。
キヤノンの”MF733Cdw”
複合機に求められるセキュリティの充実しているのが、キヤノンの”MF733Cdw”。
番号の入力ミスを確認できる”宛先確認入力”、複数宛先を制限する”同時送信制限”。
万が一にデータを避難させる機能もあり、コンパクトながらもセキュリティ対策は十分です。
モバイル連携を強化させた機種なので、スマホやタブレットなどから直接印刷することも。
スマホでパッと撮影した写真の歪みを補正して、見やすくしてから印刷もできます。
キヤノンは国内シェアNo.1を誇るだけに、他メーカーと比較しても充実の機能性です。
リコーの”RICOH MP C307”
本格的なカラー複合機を検討しているのなら、リコーの”RICOH MP C307”。
幅49.8cm×奥行き58.5cm×高さ51cmながら、印刷速度はカラーとモノクロ共に30枚/分。
ファーストコピータイム(1枚目の動作時間)はおよそ8秒と、ストレスなく印刷できます。
ちなみに、リコー独自の技術により、スキャンによるADF(自動送り機能)は40枚/分にも。
紙詰まりのしにくい設計が取られており、大量印刷中でもあまり停止することはありません。
正直、小規模向けと言っていますが、中規模以上向けと比較しても遜色ないほどです。
2.中規模以上のカラー複合機比較
すべてそうする必要はないものの、できればオフィスに1台はカラー複合機を導入したいもの。
では、中規模以上のオフィスにおすすめする、カラー複合機の機種を比較してみましょう。
キヤノンの”imageRUNNER C3020F”
本格的なカラー複合機でまず検討したいのが、キヤノンの”imageRUNNER C3020F”。
キヤノンの機種は性能・機能・価格のバランスが取れていて比較対象としてはぴったり。
拡張性の高いエントリーモデルなだけに、追加オプションも充実していておすすめです。
例えば、印刷物を自動仕分けする”内蔵シフトソーター”があれば1部ずつまとめたり。
ホチキス機能(針なしとじ対応)の”インナーフィッシャー”で簡単に冊子が製作できます。
カラー複合機に選びに迷ったなら「とりあえずこれ!」と言えるほど人気の高い機種です。
富士ゼロックスの”ApeosPort-V C7785”
1日に100枚以上、大量印刷を想定しているなら富士ゼロックスの”ApeosPort-V C7785”。
カラー70枚/分、モノクロ75枚分と他の機種と比較にならないほどの高速印刷が可能です。
にも関わらず、2,400dpiの高解像度で高速ながらも高い再現度で印刷できます。
ちなみに、富士ゼロックスは他のメーカーと比較して全国のサービス拠点が多いことで有名です。
「呼べばすぐ来る」と言われるほどで、万が一の修理サービス対応にも定評のメーカー。
当然、他の機種より本体価格は割高ですが、それでもなお十分に魅力的な機種と言えます。
コニカミノルタの”bizhub C287”
オフィス環境にこだわっているのなら、ぜひおすすめなのがコニカミノルタの”bizhub C287”。
コニカミノルタは複合機メーカーながら”グッドデザイン賞”を受賞したほどデザイン性が高いです。
この機種もスタイリッシュなデザインで、カラー複合機にありがちな無骨さは一切ありません。
また、ただデザイン性が高いだけでなく、カラーとモノクロ共に28枚/分と十分な印刷速度。
モバイルやクラウド連携、セキュリティ機能も充実しているので本格的な使用にも耐えられます。
中規模以上はもちろん、小規模オフィスにも設置しやすいコンパクト設計なのもポイントです。
3.まとめ
今回は、小規模向けと中規模以上におすすめのカラー複合機をまとめてみました。
カラー複合機を選ぶ上でのポイントは大きく3つ。
- 印刷速度
- 本体サイズ
- ランニングコスト
上記を意識した上で、他に必要な機能がないか考えると比較しやすいでしょう。
カラー複合機を販売している『OFFICE110』では、本記事で紹介をしたメーカーの中古品を多数取り揃えています。中古といってもその品質は一度解体をして傷んだ部品を新品に変更して外観を磨き上げたこだわりのS級品。
ぜひ、紹介した機種を参考に比較して、納得できるカラー複合機を導入してください。